Accessに「選択フィルタ」という機能があります。
テーブルでも、クエリでも、フォームでも使える機能で、データを選択して[標準]ツールバーの[選択クエリ]ボタンをクリックすれば、選択していたデータを含むレコードの抽出ができます。
「xxを含む」というようなデータの絞り込みをしたい場合には、選択しておいてボタンをクリックするだけですから、クエリを作るより簡単で利用している方が多い機能です。
実務の中では逆に、「xxを含まない」レコードを絞り込みたいという場面も出てきます。
このために「非選択クエリ」という機能も用意されています。
選択クエリと同様に、データを選択しておいてから実行するだけなのですが、残念ながら初期状態のツールバーにはボタンが用意されていません。
右クリックして表示されるショートカットメニューから[非選択クエリ]をクリックするか、メニュー[レコード]−[フィルタ]−[非選択フィルタ]をクリックすると実行できます。
しかし、普段[選択フィルタ]をツールバーから実行している方には、[非選択フィルタ]のときだけ右クリックしたり、メニューバーから操作するのはなかなかピンと来にくいようです。[Shift]キーを押しながら[標準]ツールバー−[選択フィルタ]ボタンをクリック
普段は[選択クエリ]を実行するためのボタンから、[Shift]キーを押すことで[非選択クエリ]が実行できるようになるわけです。
このサイトでは、[Shift]キーを押しながらメニューをクリックすると隠しコマンドが表示されることや、[Shift]キーを押した状態でツールバーのボタンをクリックすると普段と違う動作をすることは、以下のようなネタとしてご紹介してきました。
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