Excelマクロで、「Application.DisplayAlerts = False」ステートメンドを使って、確認メッセージを非表示にできることをご紹介しました。
同様の要望をAccessのマクロでいただくことがあります。
例えばデータの整形処理を行うようなときに、アクションクエリをいくつか作り、そのアクションクエリを連続して実行するようなマクロというのはとても便利です。
その場合に単純にマクロの「クエリを開く」アクションでアクションクエリを設定しただけでは、アクションクエリが実行される度にメッセージが表示されてしまいます。
テーブル作成クエリの場合
「xx件のレコードが新規テーブルにコピーされます。
[はい]をクリックするとテーブルが作成され、元に戻すことはできなくなります。新しいテーブルを作成してもよろしいですか?」
更新クエリの場合
「xx件のレコードが更新されます。
[はい]をクリックするとレコードは更新され、元に戻すことはできなくなります。レコードを更新してもよろしいですか?」
追加クエリの場合
「xx件のレコードを追加します。
[はい]をクリックするとレコードが追加され、元に戻すことはできなくなります。レコードを追加してもよろしいですか?」
削除クエリの場合
「xx件のレコードが指定したテーブルから削除されます。
[はい]をクリックするとレコードは削除され、元に戻すことはできなくなります。レコードを削除してもよろしいですか?」
・・・といった確認メッセージが。
これを表示されないようにするには?というご質問をいただくことがあります。マクロウィンドウ[アクション]欄−「メッセージの設定」を選択
↓
[アクションの引数]欄−[メッセージの表示]欄−[いいえ]を選択
上記の設定をしたアクションを、アクションクエリを実行する前の行に設定します。
そうすればその行以降実行されるアクションクエリで確認メッセージが非表示となるわけです。
アクションクエリの実行が全て終了後には、確認メッセージが表示される設定に戻しておくために、全てのアクションクエリを実行し終わった「クエリを開く」アクションの次の行で、「メッセージの設定」アクション−[メッセージの表示]欄−「はい」を指定しておくのがいいでしょう。
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