Accessで選択クエリを作れるようになった方から時々いただく質問があります。
「Expr1001というフィールドがあるのですがこれは何でしょうか?」
というご質問です。
「Expr1001」だけでなく、「Expr1002」「Expr1003」「Expr1004」といったフィールド名もできる可能性があります。これらは、フィールド名が指定されていないためにAccessが自動的に設定した名前なのです。
このフィールド名を目にするケースはいろいろありますが、選択クエリ初心者の場合に多いのは、クエリのデザインビューで、同じテーブルから同じフィールドを2つ以上設定してしまったというケースです。
Accessのクエリ初心者の場合、「このフィールドいるかなぁ」という雰囲気で、適当にフィールドを並べていくということが少なくありません。
そんなときに同じフィールドを複数配置してしまうということをやってしまいがちです。そして一方はテーブルと同一のフィールド名で表示され、もう一方が「Expr1001」などになってしまうのです。
この場合、一方のフィールドをクエリのデザインビューで削除すれば「Expr1001」フィールドはなくなります。
それ以外のケースでも「Expr1001」というフィールド名を見かけるケースもあります。その場合もやはりフィールド名の定義に何らかの問題があるため、Accessが「Expr1001」という名称をつけてくれているのですから、フィールド名をしっかり指定してあげましょう。フィールド名の定義を行う
クエリのデザインビューでフィールド名の定義をするには、デザイングリッドの[フィールド]欄でフィールド名の前にフィールド名を入力してください。
SQL文のわかる方なら、AS句で別名定義をすれば「Expr1001」といったフィールド名を見かけることはなくなるはずです。
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