VBA(Visal Basic for Applications)でコーディングしている方などから、
「PERSONAL.XLSとは何ですか?」
とういうご質問をいただくことがあります。
「PERSONAL.XLS」という文字列を見かける箇所はいくつかありますが、VBAのコーディングしている方がもっともハッキリ目にする場所と言えば、VBE(Visual Basic Editor)のプロジェクトエクスプローラです。通常VBEの画面左の方に表示されるツリー状のビューがプロジェクトエクスプローラで、ここに「VBAProject (PERSONAL.XLS)」という表示があります。
マクロを保存・管理する専用のExcelファイル
ということになります。
マクロの記録をする際、メニュー[ツール]−[マクロ]−[新しいマクロの記録]をクリックすると、[マクロの記録]ダイアログが表示されます。[マクロの記録]ダイアログの[マクロの保存先]コンボボックスから保存先を選ぶことができ、「個人用マクロブック」という項目があります。
この「個人用マクロブック」の実体が「PERSONAL.XLS」です。
「PERSONAL.XLS」ファイルのある場所は、バージョンによって異なっており、
Excel 2000以降では
「Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft\Excel\XLSTART」
フォルダ内に、
Excel 97では
「MS-Officeのインストールフォルダ\Office\XLStart」
フォルダにあります。
PERSONAL.XLSファイルが存在している場合、Excelが起動する際に非表示状態でPERSONAL.XLSも一緒に開かれているので、個人用マクロブックに保存したマクロは、どのExcelファイルからでも利用することができるようになっています。
似たようなことで「FUNCRES.XLAとは何ですか?」というご質問をいただくことがあります。こちらについては以下のネタをご参照ください。
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