PERSONAL.XLSとはどういうファイルなのか、についてご紹介しました。
もう一つPERSONAL.XLSファイル関連でいただく質問と言えば、
「『PERSONAL.XLSは編集中のためロックされています。』とは何ですか?」
というご質問でしょう。
「同じ名前のファイルを開く」というネタでご紹介したように、Excelは複数起動することができます。
Excelを複数起動する際にPERSONAL.XLSファイルが存在していると
「PERSONAL.XLSは編集中のためロックされています。
使用者は'xxxxx'です。
[読み取り専用]で開くか、または、読み取り専用で開き、ほかの人がファイルの使用を終了したときに通知を受け取るには、[通知]をクリックします。」
というメッセージの表示された[使用中のファイル]ダイアログが表示されます。
[使用中のファイル]ダイアログには、[読み取り専用][通知][キャンセル]の3つのボタンがあり、このダイアログと3つのボタンは何を意味しているのか、どうすればいいのかということでご質問いただきます。
メッセージの前半部分
「PERSONAL.XLSは編集中のためロックされています。
使用者は'xxxxx'です。」
は、「PERSONAL.XLSファイルが'xxxxx'によって開かれている」ということを言っています。
'xxxxx'の部分には、[オプション]ダイアログ−[全般]タブ−[ユーザー名]欄に表示されているユーザーの名前が表示されているはずです。
メッセージの後半
「[読み取り専用]で開くか、または、読み取り専用で開き、ほかの人がファイルの使用を終了したときに通知を受け取るには、[通知]をクリックします。」
は、何が言いたいのか非常にわかりにくいのですが、要は
「目的に応じて[読み取り専用]ボタンか[通知]ボタンをクリックしなさい。[通知]ボタンをクリックしたときはPERSONAL.XLSは読み取り専用で開かれるけれども、ほかの人がファイルの使用を終了したら(=他に起動しているExcelが終了したら)通知メッセージが表示されます」
ということを表しています。
で、[読み取り専用][通知][キャンセル]の3つのボタンのどれをクリックするかについては、以下のとおりです。
PERSONAL.XLSファイル内のマクロを使用したいとき : [読み取り専用]ボタン
PERSONAL.XLSファイル内のマクロを使用する必要がありマクロの修正などをしたいとき : [通知]ボタン
PERSONAL.XLSファイル内のマクロを使わないとき : [キャンセル]ボタン[通知]ボタンをクリックした場合、他に起動しているExcelが終了すると
「PERSONAL.XLSは編集できるようになりました。[編集]を選択すると、開いたファイルを編集できます。」というメッセージの表示された[ファイル使用可能]ダイアログが表示されます。
[ファイル使用可能]ダイアログの[編集]ボタンをクリックすると、PERSONAL.XLSファイル内のマクロなどを修正することができるようになります。[キャンセル]ボタンをクリックすると開かれているPERSONAL.XLSファイルは読み取り専用のままとなります。
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