VBA(Visual Basic for Applications)の割り算に関連して、さまざまな検索でこのサイト・インストラクターのネタ帳へのアクセスが見られます。
「エクセルvba 割り算 小数点以下」
「excel vba 割り算 答え、あまり」
という検索は、VBAの割り算で、余り・剰余を計算する方法を探している方による検索でしょう。
「エクセルvba 割り算%」
という検索は、判断が難しいところですが、演算子「%」で余りを求められるプログラミング言語がありますから、これもVBAで余りを求める計算する方法を探している方による検索かもしれません。
「excel vba 割り算 整数」
「excel vba 割り算切り捨て関数」
という検索は、VBAの割り算で、商を計算する方法を探している方による検索でしょうか。
3種類の割り算と演算子
割り算には、
余り・剰余だけを計算する割り算
商・整数部だけを計算する割り算
通常の割り算
の3種類があります。
以下のマクロを実行してみれば、それぞれどのような演算子を使えばいいのかが一目瞭然でしょう。
' 割り算の余りを求める
Range("A1").Value = 5 Mod 2
' 割り算の商を求める
Range("A2").Value = 5 \ 2
Range("A3").Value = 5 / 2
End Sub
上記のマクロを実行すると、A1:A3セルに
1
2
2.5
が表示されるはずです。
余り・剰余を求めるMod演算子
VBAで、余りだけを求めるには、演算子「Mod」を使います。
上記Subプロシージャの
Range("A1").Value = 5 Mod 2
が、余りを計算する例です。
Modの左側の数値を、右側の数値で割った、余りだけが計算されます。
商・整数部を求める\演算子
VBAで、商だけを求めるには、演算子「\」を使います。
上記Subプロシージャの
Range("A2").Value = 5 \ 2
が、商を計算する例です。
\の左側の数値を、右側の数値で割った、商だけが計算されます。
通常の割り算を行って、Int関数を使って整数部分だけを取得するという方法を考える方もいらっしゃるかもしれませんが、演算子「\」を使えば、一発で商だけを求められます。
通常の割り算を行う/演算子
VBAで、通常の除算・割り算を行うには、演算子「/」を使います。
上記Subプロシージャの
Range("A3").Value = 5 / 2
が、通常の割り算の例です。
/の左側の数値を、右側の数値で割り算します。
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