動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Excel(バージョン2307 & 2306)
Excel VBAで、Application.ErrorCheckigOptionsプロパティを使って取得できる、
ErrorCheckigOptionsオブジェクトのプロパティの中で
戻り値がBooleanのものは、XlErrorChecksの定数と基本的には対応関係にあります。
[スポンサードリンク]
XlErrorChecks列挙型として定義されている定数名から、接頭辞「xl」を除いた部分が、ErrorCheckingOptionsオブジェクトのプロパティ名となっているものが多いのですが、(残念なことに)一部そうなっていないものがあります。
どれがそのルールから外れているのか気になったので一覧を作成しておきます。
ErrorCheckingOptions クラス | XlErrorChecks 列挙型 | 値 |
---|---|---|
BackgroundChecking | ー | |
EmptyCellReferences | xlEmptyCellReferences | 7 |
EvaluateToError | xlEvaluateToError | 1 |
InconsistentFormula | xlInconsistentFormula | 4 |
InconsistentTableFormula | xlInconsistentListFormula | 9 |
ListDataValidation | xlListDataValidation | 8 |
MisleadingNumberFormats | xlMisleadingFormat | 10 |
NumberAsText | xlNumberAsText | 3 |
OmittedCells | xlOmittedCells | 5 |
ー | xlOutdatedLinkedDataType | 11 |
StaleValue | (xlStaleValue) バージョン2307(ベータチャネル)で新登場 | |
TextDate | xlTextDate | 2 |
UnlockedFormulaCells | xlUnlockedFormulaCells | 6 |
定数xlStaleValue(値=1)が追加された影響でしょうか、6/30現在ベータチャネルのバージョン2307では直値が「+1」されたものになっていますが、上記の表内の値はバージョン2306のものにしています。
InconsistentTableFormulaプロパティに対応するのが
定数xlInconsistentListFormulaで、
MisleadingNumberFormatsプロパティに対応するのが
定数xlMisleadingFormatとなっています。
最終更新日時:2023-06-30 17:33
[スポンサードリンク]
- Newer:pywin32を使ってExcelのRange.Valueで数値を取得すると表示形式によってdecimal.Decimalに
- Older:xlwingsでセル内の文字数を取得するには-len()関数・Range.valueプロパティ
Home » エクセルマクロ・Excel VBAの使い方 » ErrorCheckingOptionsとXlErrorChecks定数の比較一覧