「vba oleobjects select」
という検索キーワードでアクセスがありました。
ActiveSheet.OLEObjects.Select
といったExcel VBAのコードをどこかでご覧になり、その意味等を調べていらしたのでしょうか。
ActiveSheet.OLEObjects.Selectの意味
ワークシートがアクティブな場合、「ActiveSheet.OLEObjects.Select」の意味は以下のとおりです。
グローバルメンバーのActiveSheetプロパティでアクティブなシートを表すWorksheetオブジェクトを取得し、
Worksheetオブジェクトに用意されているOLEObjectsメソッドで、
OLEオブジェクトを表すOLEObjectsコレクションを取得し、OLEObjectsコレクションのSelectメソッドで
選択を行っているコードです。
ActiveSheet・OLEObjectsの戻り値はObject
先ほどのコード
ActiveSheet.OLEObjects.Select
で使われている、ActiveSheetプロパティも、
Worksheet.OLEObjectsメソッドも、
戻り値が「As Object」と定義されてしまっているので、一旦オブジェクト変数に代入したコードで調査するのがおすすめです。
ActiveSheet.OLEObjectsを調査するサンプルマクロ
以下のようなコードにしてやれば、「ws.」で「OLEObjects」メソッドも、「obj.」で「Select」メソッドもVBEで自動メンバー表示されますから、調査しやすくなるはずです。
Dim ws As Worksheet
Set ws = ActiveSheet
Dim obj As OLEObjects
Set obj = ws.OLEObjects
obj.Select
Stop
End Sub
ワークシートに、[開発]タブ-[挿入]ボタンから、Active Xコントロールのボタンあたりを挿入しておいてから、上記のExcelマクロを実行してください。
Stopステートメントで中断したら、拙著『理解するExcel VBA/図形操作の基本』でも多用しているローカルウィンドウで、オブジェクト変数objの中身を確認してください。
OLEObjectsコレクションをどの程度理解したいのかにもよりますが、もしもShapeオブジェクト等についてまったくご存知ないのであれば、先にShapeオブジェクトの理解を深めるほうがイイのではないかと、私は思います。
最終更新日時:2022-10-25 13:35
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