「Option Private Module」ステートメントを、モジュールの宣言セクションに記述することで、Functionプロシージャが[関数の挿入]ダイアログに表示されなくなるということをご紹介しました。
他の方法でも、Functionプロシージャを[関数の挿入]ダイアログに表示されないようにすることができます。
プロシージャ名の前に「Private」キーワードをつける
例えば「IsBookOpen」というFunctionプロシージャを[関数の挿入]ダイアログに表示させたくないのであれば、
「Private Function IsBookOpen」
と記述するわけです。
プロシージャの数が少なく、モジュールが1つで済むような場合は、この「Private Function」という記述の方がいいかもしれません。
なお、「Private」キーワードをつけて[関数の挿入]ダイアログに表示されなくなったFucntionプロシージャも、「Option Private Module」宣言のされたモジュール内にあるFunctionプロシージャ同様、手入力すればワークシート上で利用することはできます。
なお「Private Function」「Option Private Module」という記述は、[関数の挿入]ダイアログに表示させないようにすることを主目的としているわけではありません。
本来はプロシージャが参照される範囲を限定することを目的としています。
「Private Function」とした場合、そのFunctionプロシージャは同一モジュール内からしか利用できなくなり、「Option Private Module」の場合は同一プロジェクト内からしか利用できなくなります。
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