PV(Present Value)関数を使って、現価係数表を作成できることをご紹介しました。
FV(Future Value)関数を使うと、終価係数表と、年金終価係数表を作成できました。
同じようにPV関数を使えば、年金現価係数表(ねんきんげんかけいすうひょう)を作成することもできます。
一定期間一定金額を受け取るためには現在いくらの元本があればいいのか、一定期間一定金額を返済するときに現在いくらまで借金できるのかローンを組めるのか、といった計算をするときに利用するのが年金現価係数表です。
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B3:B32セルに「1」から「30」までの数値を入力
↓
C3セルに
「=PV(C$2,$B3,-1,,$B$1)」
という数式を入力
↓
C3セルをL3セルまでオートフィル
↓
C3:L3セルをC32:L32セルまでオートフィル
FV関数を使って、終価係数表や年金終価係数表を作成する場合、入力する数式がちょっとだけ異なっていました。
終価係数表の場合
「=FV(C$2,$B3,,-1,$B$1)」
年金終価係数表の場合
「=FV(C$2,$B3,-1,,$B$1)」
という数式でした。
年金現価係数表を作成する場合も、現価係数表を作成するときの数式と、ちょっとだけ異なるだけです。
現価係数表の場合
「=PV(C$2,$B3,,-1,$B$1)」
年金現価係数表の場合
「=PV(C$2,$B3,-1,,$B$1)」
という数式です。
▼サンプルファイル(003185.xls 118KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「年金現価係数表」シートに上記の手順で年金現価係数表を作成してあります。
よく見かける年金現価係数表は支払期日が期末ですが、PV関数を使えば支払期日が期首の年金現価係数表も作成できます。
上記の例では、「=PV(C$2,$B3,-1,,$B$1)」という数式で第5引数:支払期日を絶対参照にしてあり、B1セルに「0」を入力すれば支払期日が期末払い、「1」を入力すれば期首払いの年金現価係数表となります。
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