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このサイトで
「IRR求め方」
「IRR計算方法」
といった検索が行われていることがあります。

ExcelでIRRを計算したいという方の検索でしょう。

IRR(Internal Rate of Return)は、「内部収益率」という呼び方が一般的だと私は思うのですが、「内部利益率」「内部利子率」「投資収益率」といった呼ばれ方をすることもあるようです。

IRRとは、投資金額と将来生み出されるキャッシュフローが等しくなる収益率で、時間価値の概念を含んだ投資利回りと見ることもできます。

正味現在価値が「0」となるような割引率ということもできます。

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ExcelでIRRを計算するには、大きく分類すると2つの方法がありますが、まずはIRR関数をご紹介します。

▼操作方法:IRRを求める
※初期投資額がC3セルに、1年目以後に生み出されるキャッシュフローがC4:C6セルに入力されているときにC8セルにIRRを求める例

C8セルに「=IRR(C3:C6)」という計算式を入力

関数の使い方としては、決して難しくありません。

▼サンプルファイル(003355.xls 39KByte)ダウンロード

サンプルファイルには、初期投資額が275万円、1年目から3年目に毎年100万円のキャシュフローが得られる、と推測されるときの例を入力してあります。

Excelの財務関数全般にいえることですが、投資でも貯金でも自分の財布から出ていくという金額はマイナスの値で指定し、財布に入ってくるお金はプラスの値で指定します。

ですから、サンプルファイルのC3セルには負の数値、C4:C6セルには正の数値が入力してあり、結果IRRが「4.48%」と計算されます。

この「4.48%」という数値を単独で見て何かを判断するのではなく、他の数値と比較して投資判断をくだします。

例えば、他に投資案件があれば、別の投資案件と比較してよりIRRの大きいほうが投資案件として魅力的と判断したり、お金を借りて投資を行うのなら借り入れの金利(資金調達コスト)と比較してIRRのほうが大きければ投資するといった判断をします。


ExcelでIRRを計算するには、大きく2つの方法があると先に述べました。今回ご紹介したIRR関数を使う方法と、もうひとつはゴールシーク機能を利用した方法です。

IRR初心者の方にとっては、今回のIRR関数のほうが簡単に感じるんじゃないかと私は考えています。

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