もう半年以上前のことですが、はてなブックマークで
「複利計算を“暗算”で行う」
という記事が注目を集めていました。
72を金利で割ると資産や借金が2倍になる年数がわかる、という「72の法則」を紹介した記事です。
この記事の最後に複利計算早見表が掲載されているのですが、こういった表はExcelを使えば簡単に作成できてしまいます。
※A2:A21セルに経過年数・B1セルに金利が入力されているときに、複利計算早見表を作成する例 A2セルに「1」A3セルに「2」と入力
↓
A2:A3セルを選択してA21セルまでオートフィル
↓
B1セルに金利を入力
↓
B2セルに「=(1+$B$1)^A2」という計算式を入力
↓
B2セルをB21セルまでオートフィル
▼サンプルファイル(002698.xls 42KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「Sheet1」シートは上記の手順で作成したもので、B1セルに「7.2%」という値を入力してあります。
金利が「7.2%」のときに預貯金は10年でおよそ2倍になるのはとても有名ですが、そのことをご確認いただけるはずです。
サンプルファイルの「Sheet2」シートでは、
A2:A36セルに「1」から「35」を入力、
B1:L1セルに「0.5%」から「10%」を入力後、
B2セルに「=(1+B$1)^$A2」という複合参照を利用した計算式を入力して、
B2セルをB36セルまでオートフィル、
B2:B36セルをL2:L36までオートフィルして、
「複利計算を“暗算”で行う」
と同様の複利計算早見表を作成してあります。
絶対参照までしか理解できていないと何度も数式を入力しないとこの表は作成できませんが、複合参照まで理解できていれば数式はB2セルにだけ入力すれば作成できてしまいます。
はてなブックマークのコメントなどを見ると、この手の計算を不得手としている方は日本では少なくないようです。だからこそ、是非がんばってマスターしておくといいんじゃないのかなぁ、と私は考えています。
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