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学資保険・こども保険の年利を計算する-RATE関数

対象:Excel2007, Excel2010, Excel2013, Windows版Excel2016

学資保険・こども保険の年利を計算する-RATE関数

学資保険・こども保険といわれるタイプの保険商品があります。
教育資金を貯めておくための、純粋な保険というよりも預貯金の一種で、貯蓄機能に保険機能が付加された金融商品です。

そんな、学資保険・こども保険の中には、保険料を毎年や毎月払い込むのではなく、全期前納といって契約時に一括して払い込んでしまえるタイプの商品があります。
例えば、契約時に2百数十万円を払い込んでおくと、教育資金の必要な時期に合計300万円を受け取ることができるものがあります。

このような金融商品が、年利(1年あたりの金利・利率)に換算すると、何パーセントくらいなのかが気になり、Excelで計算してみました。

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貯蓄性保険商品で全期前納した場合の年利を計算する

期間・現在価値・将来価値がわかっていて年利を計算するので、使うのはRATE関数です。
▼操作概要:貯蓄性保険商品の年利を計算する
※B2セルに期間、C2セルに現在価値(全期前納する額)・D2セルに将来価値(受け取り保険金総額)を入力しているときにA2セルに年利を計算する例
A2セルに
  =RATE(B2, , C2, D2)
という計算を入力する

期間を21年、全期前納する額を250万円、受け取り保険金総額を300万円として計算した実例は、下図のとおりです。

学資保険・こども保険の年利を計算する-RATE関数

年利は「0.87198%」と計算されました。

年利の検算をする

念のため検算します。
関数をつかわずに、べき乗計算で、複利運用した毎年の金額を計算してみます。

期間を表す「1」から「21」の数字をA2:A22セルに、B1セルにRATE関数で計算した金利を、C1セルに全期前納する金額「2,500,000」をそれぞれ入力しておきます。

B2セルに
  =(1+$B$1)^A2
C2セルに
  =B2*$C$1
という計算式をそれぞれ入力して、

学資保険・こども保険の年利を計算する-RATE関数

このB2:C2セルを、B22:C22セルまでオートフィルすると検算用のシートができあがりです。

学資保険・こども保険の年利を計算する-RATE関数

先のRATE関数で計算した「0.87198%」という年利は正しいようです。

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