FV関数を使わずに複利で積立をしたときの将来の受取額を計算する方法をご紹介しました。
同じような他の計算、財務関数を使えば簡単にできるような計算を、財務関数を使わずに行うことができます。
複利の定期預金に預金するようなときに、利率と期間が決まっているときに将来の目標額にするためには、初期預け入れ額をいくらにすればいいのか、といった計算があります。
72の法則をご存知の方なら、概算値を簡単に知ることのできる計算ですが、年利7.2%で複利運用して10年後に100万円を受け取りたいときに、はじめにいくら預ければいいのかという計算をするケースを考えてみます。
財務関数を使う場合、現在価値を計算するPV関数を使って以下のような数式で計算できます。
「=PV(7.2%,10,,-1000000)」
PV関数を使わない場合は以下のとおりです。
という計算式を入力する
目標額に現価係数を掛け算すれば、初期預入額の計算はできます。
現価係数は、
「1/(1 + 利率)^積立期間」
という数式であらわされます。
現価係数
「1/(1+7.2%)^10」
に100万をかけ算したのが
「=1/(1+7.2%)^10*1000000」
という数式です。
▼サンプルファイル(003219.xls 39KByte)ダウンロード
サンプルファイルには、PV関数を使った例と、PV関数を使わない例を作成してありますのでご確認ください。
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