このサイト・インストラクターのネタ帳のアクセスログを眺めていて、
「pmtとrate関数の違い」
という検索キーワードに気が付きました。
Excelの財務関数
PMT(PayMenT)関数と、
RATE関数の、
違いについて調べていた方による検索です。
財務関数のRATE・NPER・PMT・PV・FVは、英語の引数名と関数名をセットにして理解するのがおすすめです。
RATE関数とは・PMT関数とは
RATE関数は
NPER・PMT・PV・FVがわかっているとき
期間・定期支払額・現在価値・将来価値がわかっているときに
RATE(利率)を求める関数
PMT関数は
RATE・NPER・PV・FVがわかっているとき
利率・期間・現在価値・将来価値がわかっているときに
PMT(定期支払額)を求める関数
です。
A列に利率、B列に期間、C列に定期支払額、D列に現在価値、E列に将来価値を入力するワークシートを作ったときに、
A3セルの利率を計算するのがRATE関数で、
C4セルの定期支払額を計算するのがPMT関数です。
上記のワークシートは、
10万円を借金(PV)して
1年間毎月返済する12回払い(NPER)で
0円にする(FV)という条件で、
毎月1万円返済する(PMT)ときの月利(RATE)がいくらをA3セルに、
月利を3%(RATE)としたとき毎月の返済額(PMT)がいくらかをC4セルに、
それぞれ、計算しようとしていると想定してください。
ちなみに、どちらにしろ、とんでもない暴利です。
RATE・利率を計算する
A3セルに、RATE関数を使った
=RATE(B3, C3, D3, E3)
という数式を入力すると、
「2.92%」と計算されます。
PMT・定期支払額を計算する
C4セルに、PMT関数を使った
=PMT(A4, B4, D4, E4)
という数式を入力すると
「-10,046」と計算されます。
Home » Excel(エクセル)の関数・数式の使い方 » 財務関数 » RATE関数とPMT関数の違い