「両端揃えと左揃えって何が違うのでしょうか?」
というご質問をWordの機能をしっかりと理解しようとしている方からいただくことがあります。
2003までのWordなら、[書式設定]ツールバー−[両端揃え]ボタンがOnなら両端揃え、[両端揃え][中央揃え][右揃え]ボタンいずれもOffになっているなら左揃えです。
ボタンの状態が違うのはわかるとして、実際の文章で、両端揃えと左揃えの違いがどこにあるのかは、よく注意しないとわからないため、
「両端揃えと左揃えって何が違うのでしょうか?」
といったご質問をいただくわけです。
各行の文字列が段落の両端に揃うように調整される配置。
各行の文字列が段落の左端に揃うように調整される配置。
説明だけを読んだ場合、なんとなくわかったような気はするでしょうが、具体的にどう違ってくるのかはなかなかわからないでしょう。
[両端揃え][左揃え]の実例をご覧いただくのが一番だと思います。
▼サンプルファイル(003071.doc 35KByte)ダウンロード
サンプルファイルには2つの段落が存在しており、
1行目から5行目の1つ目の段落が両端揃え
6行目から10行目の2つ目の段落が左揃え
です。
一目でわかるのが、2行目と7行目の違いです。
「Microsoft Office Word」
という文字列の表示が随分異なっていることをご確認いただけるでしょう。
両端揃えの設定されている2行目では、段落の両端に文字列を揃えるために、単語間のスペースが随分空いています。
左揃えの設定されている7行目では、段落の左端に文字列を揃えるだけなので、両端揃えのように単語間のスペースが広がっていません。
もう一つご確認いただきたいのが、両端揃えの3行目と4行目の右端と、左揃えの8行目と9行目の右端です。
両端揃えの、3行目の右端の「語」と、4行目の右端の「た」が揃っています。
左端揃えの、8行目の右端の「語」と、9行目の右端の「た」は揃っていません。
実例をご覧になってから、両端揃えと左揃えの定義をもう一度読んでいただければ、言わんとしていることを納得していただけるのではないかと思いますが、いかがでしょう。
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