項目ごとに見やすいように改行して書き並べたものを、一般に箇条書きと言いますが、Wordではもう少し細かな呼称を使っています。
箇条書きと段落番号
「1.」「2.」「3.」のように連続した数字などが項目の頭についているものについては「段落番号」、「●」「◆」「★」などが項目の頭についているものだけを「箇条書き」とWordでは呼んでいます。
また箇条書きの各項目の先頭につく「●」「◆」「★」などの記号を、「行頭文字」といいます。
箇条書き・段落番号の基本的な動き
箇条書き・段落番号が設定されている段落の末尾で[Enter]キーを押すと、新しい段落が作成され、その段落にも同じ行頭文字が設定され、段落番号の場合連続した次の数字などが表示されます。
この新しく作成される段落が、箇条書きや段落番号とならないようにする方法はないのかとご質問いただくことがあります。
箇条書き書式・段落番号書式を解除する
残念ながらそのような設定はないはずです。
設定された段落番号や箇条書き書式を、解除することを考えましょう。[書式設定]ツールバー−[段落番号][箇条書き]ボタンをクリックして
Offの状態にする
↑の方法が一番初心者向けですが、文字入力をしているときにマウスに手を移動させるという手間があるのが難点です。
箇条書き書式・段落番号書式を解除するショートカットキー
Wordを使いこなしたいという方はショートカットキーを使いましょう。[Ctrl]キー+[Q]キーを押す
↑の方法は「書式を解除する」というネタの中でご紹介した方法です。
Enterで箇条書き書式・段落番号書式を解除する
実は[Enter]キーで、箇条書き・段落番号を解除できます。[Enter]キーを2回押す
段落番号・箇条書きの設定された段落の末尾で[Enter]キーを1回押すと次の段落も同じように段落番号・箇条書きが設定されますが、そこでもう1回(つまり合計2回)[Enter]キーを押すと新たに段落が作成され、段落番号・箇条書きは解除されます。
簡単な方法ですが、余分な空白行ができてしまう点が難点でしょうか。
BackSpaceキーで箇条書き・段落番号を解除する
[BackSpace]キーを使っても、箇条書き・段落番号を解除できます。[BackSpace]キーを押す
[Enter]キーを押して段落番号・箇条書きの設定された新しい段落ができたら、すぐに[BackSpace]キーを押してください。すると段落番号や行頭文字を削除することができます。
いろいろな方法をご紹介しましたが、自分で実際に操作してみて自分にとってどれが使いやすいのかご確認ください。
ちなみに私は、[Ctrl]+[Q]キーか、[BackSpace]キーを使うことが多いです。
箇条書きに関連して
なお、これも定番のご質問ですが、一つの箇条書き項目の中で改行を入れたいという場合、[Shift]+[Enter]キーを押して「改行」をしましょう。
また、「●」などを入力して[Enter]キーを押すと勝手に箇条書きが設定されてしまうのを止めたいという方は、「勝手に箇条書きにして欲しくない」というネタを既に公開しておりますので、あわせてご参照ください。
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