Wordの段落についてインストラクションをしていると、
「禁則処理とは何ですか?」
というご質問をいただくことがあります。
行頭や行末にあっては体裁の悪い文字を、
次の行に送ったり前の行に押し込んだりする処理
具体的には初期状態のWord 2003では、
「!%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕゛゜ゝゞ・ヽヾ!%),.:;?]}。」、・゙゚¢」
といった文字が行頭禁則文字として設定され、これらの文字が行頭に来ないように処理されます。
また、行末禁則文字としては
「$([\{£\‘“〈《「『【〔$([{「£¥」
が設定されています。
禁則文字の詳細設定は、[段落]ダイアログ−[体裁]タブ−[オプション]ボタンをクリックすると、[文字体裁]ダイアログが表示され、この[文字体裁]ダイアログ−[禁則文字]欄で指定することができます。
初期状態では[禁則文字]の[標準レベル]オプションボタン(Word 97では[レベル1]オプション)がOnとなっており、上記の文字が禁則文字として設定されていますが、[高レベル]オプションボタン(Word 97では[レベル2]オプション)をOnにすると、[行頭禁則文字]が
「!%),.:;?]}¢°’”‰′″℃、。々〉》」』】〕ぁぃぅぇぉっゃゅょゎ゛゜ゝゞァィゥェォッャュョヮヵヶ・ーヽヾ!%),.:;?]}。」、・ァィゥェォャュョッー゙゚¢」
になります。
また、[指定]オプションボタンをOnにすることで、個別に禁則文字を設定することもできます。
なおこの[文字体裁]ダイアログは、メニュー[ツール]−[オプション]をクリックして表示される、[オプション]ダイアログ−[文字体裁]タブだけが独立したものです。
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