申込書のようなものをWordで作ることはよくあります。
文書の上の方に告知文や、催し物についての情報が記載され、下の方が申込書になっていているタイプの文書です。
申込書の部分を切り取ってもらうために、「キリトリ」という文字とともに点線や破線を入れたいという要望はよくありますが、このキリトリ線の作成はどうされますか?
オートシェイプの直線とテキストボックスを使うという方が多いと思うのですが、どうもこれが好きになれないという方もいらっしゃるようです。
他の部分が全て本文の文字なのに、たかが線一本のためだけに、オートシェイプとテキストボックスを使わなければいけないのか、その気持ち悪さのようなものでしょうか。なんとなくわかります。
ちょっと裏技的な使い方ですが、タブとリーダーを使ってもキリトリ線を作成できますので試してみてはいかがでしょう。
(本文の文字数が40文字の文書の真ん中に「キリトリ」という文字を入れその文字の前後に破線を引く例) 「キリトリ」と入力し、その前後に[Tab]を一つづつ入れる
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メニュー[書式]−[タブとリーダー]をクリック
↓
[タブとリーダー]ダイアログ−[タブ位置]に「20字」と入力し
[種類]を「中央揃え」を選択
[リーダー]を「(3)」を選択して[設定]ボタンをクリック
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[タブとリーダー]ダイアログ−[タブ位置]に「40字」と入力し
[種類]を「中央揃え」を選択
[リーダー]を「(3)」を選択して[設定]ボタンをクリック
↓
[タブとリーダー]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
タブ機能を使ったことのない方にはちょっとわかりにくい操作ですが、前半の[タブ位置]を「20字」「中央揃え」に指定したことで、「キリトリ」という文字が本文の文字数40文字の半分の位置=中央に表示され、「キリトリ」の前後に[Tab]を一つずつ入れリーダーの設定をしたのでその[Tab]の部分にリーダー(線)が引かれたわけです。
本文の文字数によって、[タブ位置]を何文字に設定すればいいかは勿論かわってきます。
線の種類はあまりありませんが、[リーダー]を変更して試してみてください。
左右のインデントを調整すれば、キリトリ線を用紙の端ギリギリまで表示させることもできます。
破線と「キリトリ」という文字の間がくっつきすぎてイヤだという場合は、「キリトリ」という文字の前後にスペースを入れて調整してください。
[タブ位置]の表示が文字数になっていないという方は、以前にご紹介したネタをご覧ください。
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