パソコンにある程度詳しい方なら、教えて君にうんざりしたりした記憶というのは少なからずあるんじゃないかと思います。
パソコン講習会の現場でも、教えて君とそうでない方とが存在します。
自分で試してみた上で質問してくる方と、ちょっと試してみればわかりそうなことまで質問してしまう教えて君とが存在します。
もちろんパソコン講習会というのは、教える＆教えられるという関係の場ですから、普段は教えて君ではない方が、教えて君になってしまうということもあります。
不思議なことに、パソコンをある程度使えている方の中から教えて君が現れてしまうことがあります。
その代表例が、
「両端揃えを無効にして左揃えにするにはどうしたらいいのでしょう？」
というご質問です。
Word中級者と言ってもいいレベルかもしれません。
［書式設定］ツールバー−［両端揃え］ボタンをクリックしてOffの状態にする
ツールバーのボタンには、On/Offを切り替えるタイプのボタンが存在します。
［書式設定］ツールバー−［太字］ボタンがOnになっているときに文字入力をすれば入力した文字は太字になりますし、Offの状態で文字入力すれば太字にはなりません。
また太字の文字を太字でない状態にしたいのなら、その文字を選択しておいて［書式設定］ツールバー−［太字］ボタンをOffの状態にします。
これと同じ考え方です。
両端揃えを無効にして左揃えにするのは。
両端揃えと左揃えの違いをご存知の方なら、［書式設定］ツールバー−［太字］ボタンの仕様は当然ご存知のはずです。
［書式設定］ツールバー−［両端揃え］ボタンをクリックしてOffの状態にするなんて、ほんの一瞬で終わってしまう操作なので、ちょっと試してみればすぐ解決してしまうはずの疑問です。
ですが、この
「両端揃えを無効にするには？」
というご質問は何度かいただいた記憶があります。
不思議なものです。
考えられる可能性としては、［太字］はOnかOffの二者択一ですが、段落の配置は二者択一ではありません。
［書式設定］ツールバーにも、［両端揃え］［中央揃え］［右揃え］のボタンが配置されています。このことがWord中級者さえも教えて君にしてしまうのかもしれません。
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