このサイトでは間違って覚えられた用語について、何度もご紹介していますが、検索ログを見ていて気づかされるものも多くあります。
私自身が実務上やインストラクションをする現場では聞いたことのない、間違った用語を検索ログ内にみつけることもあるのです。
「なるほどねぇ、こう思っちゃう人もいるのかぁ」
と納得してしまった語句を、先日検索ログ内で見かけました。
「セッション区切り ワード」
という検索を繰り返している方がいらっしゃいました。
間違いは
「セッション区切り」
です。
正しくは
「セクション区切り」
です。
Googleで検索してみると「セッション区切り」と記述してしまっているページもあるようですが、正しくは「セクション区切り」です。
違いは2文字目が
「ッ」なのか
「ク」なのかです。
「セッション区切り」は間違いで、
「セクション区切り」が正しい語句です。
書式設定を行う単位・概念で、フォント・段落の上にあたるかたまりが「セクション」で、セクションの区切りを示すのが「セクション区切り」です。
一つの文書で途中から用紙の向きを変えたいというときや、ヘッダー・フッターを途中から変更したい場合などにセクション区切りを挿入して設定を行います。
2003までのWordでは、メニュー[挿入]−[改ページ]を実行すると表示される[改ページ]ダイアログの[セクション区切り]欄で、[次のページから開始][現在の位置から開始][偶数ページから開始][奇数ページから開始]いずれかのオプションをOnにすることなどで挿入し、2007では[ページレイアウト]タブ−[ページ設定]グループ−[区切り]ボタン−[セクション区切り]から挿入します。
カタカナで記述した
「セッション」
「セクション」
はよく似ていますが、本来の英単語
「section」
「session」
の意味を理解していれば、間違えることはないはずです。
「セッション区切り」と思い込んで検索していた方は、今後
「セクション区切り」で検索してみてください。
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