ExcelユーザーがVBAを習得しようとしたときに、「関数」がハードルになるケースがあります。
Excelにはワークシート関数があり、プログラミング言語VBAにはVBAの関数が存在するためです。
ワークシート関数とVBA関数は、まったくの別モノですが、混乱してしまう方がいらっしゃいます。ワークシート関数を知っていることが、VBA関数を学習する際に、順向抑制・順向干渉してしまうケースは少なくないと感じています。
ワークシート関数のTEXTで数値に書式を設定できる
「ppt vba text関数」
という検索キーワードも、そんな混乱状態にある方による検索だろうと推測しています。
Excelのセルに、例えば
=TEXT(TODAY(), "yyyymmdd")
といったTEXT関数とTODAY関数を使った数式を入力すると、今日の日付を「yyyymmdd」形式で表示させることができます。
これと似たようなことをPowerPoint VBAで行う方法を探していらしたのが、
「ppt vba text関数」
という検索キーワードではないかと想像しています。
VBAにはTEXT関数はなく書式指定はFormat関数
プログラミング言語VBAにTEXT関数はありません。
Excel VBAだろうが、PowerPoint VBAだろうが、VBA自体は同じで、VBAにTEXT関数はありません。
Excel VBAだろうが、PowerPoint VBAだろうが、Word VBAだろうが、Access VBAだろうが、数値や日時データの書式指定をするにはVBAのFormat関数を使います。
PowerPoint VBAでFormat関数を使うサンプルマクロ
PowerPointのVBE(Visual Basic Editor)の標準モジュールに以下のSubプロシージャを作成して実行すると、アクティブなプレゼンテーションファイルの、1枚目のスライドの、1つ目のShapeに、今日の日付が「yyyymmdd」形式の文字列として入力されます。ActivePresentation.Slides(1).Shapes(1) _
.TextFrame.TextRange.Text = Format(Date, "yyyymmdd")
End Sub
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