Excelの基本操作を既にご存知な方向けにインストラクションをしたときに、
「今のはどんな操作を行ったのですか?」
とよくご質問いただく操作があります。
オートフィル操作です。
フィルハンドル(アクティブセル右下の■)の上に
マウスポインタを移動し[+]になったらダブルクリック
ダブルクリックでオートフィルを行うと一瞬でデータのコピーなどができてしまうために、「どんな操作をしたのでしょう?」というご質問になるわけです。
ただしこのダブルクリックによるオートフィルにはいくつか制約があります。
まず、縦方向のみにしかオートフィルできません。
もう一つ重要なのは、隣接した列または同じ列に、データが入力されている必要があるということです。
例えば、C2:C10セルにデータが入力されているときに、隣のB2セルやD2セルに何らかのデータを入力して、上記の操作を行えば、B10セルやD10セルまでデータのコピーが行われますが、まわりにデータの入力されていないようなF2セルでダブルクリックによるオートフィルを実行しようとしても、できないのです。
また、C2:C10セルとC12:C20セルにデータが入力され、C11が未入力のときにD2でダブルクリックによるオートフィルを行った場合は、D10までしかオートフィルされません。
どこまでオートフィルするかは、隣接した列か同じ列の入力済みデータによるわけですが、どの列と同じにするかという優先順位は、同じ列>左の列>右の列の順となっています。
つまり、C2:C10セルとE2:E20セルにデータが入力済みのときに、D2からダブルクリックでオートフィルすると、左の列のC列の方を優先して参照するので、D10セルまでオートフィルされるということです。また、C2:C10セル、D2:D15セル、E2:E20セルにデータが入力されているときにD2セルでダブルクリックするとD15セルまでオートフィルが実行されます。
縦方向に長くオートフィルするのにドラッグで苦労していた方は、ダブルクリックによるオートフィルを一度お試しください。
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