最近はパソコンのスペックがよくなったこともあり、Wordで表示モードを切り替えることは随分少なくなり、多くの方が印刷レイアウト表示だけで作業を行っているのが現状だと思いますが、作業内容によって表示モードを切り替える方が、作業効率がアップすることがあります。
例えば、長文の文書の構成を考える段階ではアウトライン表示が有効ですし、文字入力を大量に行う場合には下書き表示が便利です。
そんな表示モードの切り替えは、画面左下の[表示モード切り替え]ボタンや、メニュー[表示]から行うことができますが、頻繁に表示モードを切り替える場合には、ショートカットキーを利用するのが便利だと思います。
下書き表示
[Ctrl]キー+[Alt]キー+[N]キーを押す
印刷レイアウト表示
[Ctrl]キー+[Alt]キー+[P]キーを押す
[Ctrl]キー+[Alt]キー+[O]キーを押す
例えば、報告書・レポート・論文など長文の文書作成の初期段階で、テンプレートが指定されていないと、印刷レイアウト表示とアウトライン表示とを頻繁に切り替えながら、ページのデザイン・レイアウトと全体の構成を検討することになるわけですが、そんなときにショートカットキーで操作する方が便利じゃないかと思っています。
私自身の仕事だと、パソコン講習会用テキストの作成時に、見出しや少しの本文を入力しながら、アウトライン表示と印刷レイアウト表示を何度も切り替えながら、全体の構成を考える段階があるのですが、そんなときに[Ctrl]+[Alt]+[O][P]といったショートカットキーを利用しています。
なお、「下書き表示」「印刷レイアウト表示」という呼び方はWord 2000からで、Word 97まではそれぞれ「標準表示」「ページレイアウト表示」と呼ばれていました。下書きのショートカットキーに[N]が使われているのは、「標準」だったからということですね。
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