このサイトで、
「ISERROR関数 VLOOKUP関数 #N/Aエラー 表示させない」
「IF ISERROR VLOOKUP 例」
といった検索が行われていることがあります。
これまで、IF関数でVLOOKUP関数の第1引数未入力時の#N/Aエラー回避と、参照する表にない第1引数が指定されたときの#N/Aエラー回避を入力規則を使って行う方法を、ご紹介してきました。
また、ISERROR関数によるエラー回避のもっともシンプルな例もご紹介しています。
先の検索は、ISERROR関数を使ってVLOOKUP関数でエラーを回避する具体的な数式を知りたい、ということなのでしょう。
※「=VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)」という数式で、エラーが表示されないようにする例 計算式「=VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)」を、
「=IF(ISERROR(VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)), "", VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE))」
に修正する
関数の入れ子に慣れていない方がいきなり
「=IF(ISERROR(VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)), "", VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE))」
という数式を見るとどこまでがどれがどの関数の引数なのかわけがわからなくなってしまうかもしれません。
改行やスペースでインデントをしてみるとわかりやすくなるでしょう。
「=IF(ISERROR(VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)), "" ,VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE))」
という数式に改行やインデントを入れると
=IF(ISERROR(VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)),
"",
VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)
)
」となります。
IF関数の
第1引数が「ISERROR(VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE))」
第2引数が「""」
第3引数が「VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)」
です。
ISERROR関数は引数に指定された数式がエラーのときにTRUEを返す関数なので、
VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)が
エラーだったら「""」
エラーでなかったら「VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)」
ということを意味しています。
▼サンプルファイル(003243.xls 48KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「エラー回避後」シートの
C5:C19セルには
「=IF(ISERROR(VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE)), "", VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,2,FALSE))」
といった数式
D5:D19セルにはほとんど同じですがVLOOKUP関数の第3引数だけが異なる
「=IF(ISERROR(VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,3,FALSE)), "", VLOOKUP(B5,$H$5:$J$13,3,FALSE))」
といった数式が入力してあります。
B5:B19セルが空白でも、商品マスタに存在しないような商品コードが入力されたとしても、エラーが表示されないことをご確認ください。
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