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IF関数と条件付き書式の比較

対象:Excel2010, Excel2013, Windows版Excel2016

=IF(AND(C2>=30, C2<=60),

AND関数を使った数式指定で、「30以上60以下」のときにセルの塗りつぶし色を変更する条件付き書式をご紹介しました。

この条件付き書式をはじめて知ったという方には、IF関数との比較を行ってみることをおすすめします。

30以上かつ60以下のときに△を表示する数式

条件付き書式を設定したC2:C6セルの隣に、

「30以上60以下」のときだけ「△」を表示するIF関数を考えてみましょう。
▼操作概要:30以上かつ60以下のときに△を表示する数式を入力する
※C2:C6セルに数値が入力されているときに、30以上かつ60以下のときに△をD列に表示する例
D2セルに
  =IF(AND(C2>=30, C2<=60), "△", "")
という数式を入力
 ↓
D2セルをD6セルまでオートフィル

=IF(AND(C2>=30, C2<=60),

ある条件のときに、セルの塗りつぶしなど書式を変更するのが条件付き書式で、何らかのデータ(今回の場合は△)を出力するのがIF関数だということです。

条件付き書式の場合は条件判断に利用するセルそのものに、設定することができますけれど、IF関数の場合には必ず別のセルに入力することになります。

30以上かつ60以下の判定を行う数式

もうひとつ、「30以上60以下」の判定だけを行う数式を確認しましょう。
▼操作概要:30以上かつ60以下を判定する数式を入力する
※C2:C6セルに数値が入力されているときに、30以上かつ60以下のときにTRUE、そうでない場合FALSEをE列に表示する例
E2セルに
  =AND(C2>=30, C2<=60)
という数式を入力
 ↓
E2セルをE6セルまでオートフィル

=AND(C2>=30, C2<=60)

ここで入力した「AND(C2>=30, C2<=60)」は、条件付き書式の設定で入力した数式「=AND(C2>=30, C2<=60)」
と同じであること、

条件付き書式

先ほど入力したIF関数の、
  =IF(AND(C2>=30, C2<=60), "△", "")
第1引数と同じであることを意識しておきましょう。

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