「アルファベットの大文字と小文字を区別して等しいかどうかを判定するにはどうしたらいいのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。
例えばA1セルとA2セルとを比較して、等しければ「○」等しくなければ「×」を表示するような場合、一般的には
=IF(A1=A2,"○","×")
といった計算式を入力します。
このとき、A1・A2セルとも「S」が入力されていれば「○」と表示されますし、A1セルに「S」・A2セルに「A」と入力されていれば「×」が表示されます。
また、A1セルに「S」・A2セルに「s」が入力されているときも「○」が表示されます。
論理演算子「=」では、大文字・小文字の区別を行わないのがExcelの仕様です。
しかし、実務上は、大文字と子文字とを区別して判定したいということもあります。
A1セルに「S」・A2セルに「s」が入力されているときに「×」と表示させたいケースです。
このようなときにいただくご質問です。
EXACT関数を利用すれば、大文字・小文字も区別して判定を行うことができます。
※A1セルとA2セルとを比較して、等しければ○等しくなければ×をA5セルに表示する例
A5セルに
=IF(EXACT(A1,A2),"○","×")
という計算式を入力する
EXACT関数は引数に指定された2つを比較して、完全に一致すれば論理値のTRUE、そうでなければFALSEを返す関数です。
セルに入力されたデータの厳密な比較を行うような場合に是非ご活用ください。
最終更新日時:2024-07-24 17:33
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