IF関数やVLOOKUP関数のように、実務でバンバン使うというわけではありませんけれど、Excelを表計算ソフトとしてちゃんと使いたいという方には、知っておいていただきたい関数があります。
データの型を調べられるTYPE関数です。
セルに入力されるデータの型
そもそもセルに入力される正常データには、以下の4つがあります。
- 数値
- 日時(実際は数値)
- 文字列
- 論理値
以上の正常なデータ型の他にもうひとつ、異常なデータ型としてエラー値があります。
セルに入力されるデータの種類を「数値・文字列・数式」と解説している初心者向け書籍もありますけれど、数式はデータ型ではありません。「数値・日時・文字列・論理値・エラー値」といったデータを作る方法のひとつが、数式なだけです。
TYPE関数はデータ型を返す
TYPE関数は引数に指定されたデータの型を示す整数を返す関数です。
データ型に応じて以下のような整数を返します。
データ型 | TYPE関数の戻り値 |
---|---|
数値 | 1 |
日時 | 1 |
文字列 | 2 |
論理値 | 4 |
エラー値 | 16 |
例えばB1セルに
=TYPE(A1)
という数式を入力しておいて、A1セルのデータを変更したときに、どのような整数がTYPE関数を入力したB1セルに表示されるか、確認してみてください。
TYPE関数はじっくり効きます
TYPE関数を使ってデータ型を確認することを繰り返すと、(実務ですぐに役立つというわけではありませんけれど)意味もよくわからず、とりあえずコピペで済ましていた数式の意味が、しっかりと理解できて
「あぁそういうことだったのか」
と感じることも起きるようになると思っています。
最終更新日時:2020-01-18 05:22
Home » Excel(エクセル)の関数・数式の使い方 » 論理・情報 » データ型を示すTYPE関数はもっと知られて欲しい