「iserrorとisnumberの違い」
といった検索キーワードで、アクセスがあることに気がつきました。
ExcelのISERROR関数とISNUMBER関数の違いについて調べていた方による検索です。
ISERROR(イズエラー)関数は、引数に指定されたデータがエラー値の場合にTRUEを返す関数です。
ISNUMBER(イズナンバー)関数は、引数に指定されたデータが数値の場合にTRUEを返す関数です。
ISNUMBERとISERRORの挙動を確認しよう
自分の手を動かして、ISNUMBER関数とISERROR関数の挙動を確認しましょう。
A1セルに戻り値が数値の数式
=1*1
を入力
↓
A2セルに戻り値がエラー値の数式
=1/0
を入力
↓
A3セルに戻り値が文字列の数式
=1&""
を入力
↓
B1セルに
=ISNUMBER(A1)
C1セルに
=ISERROR(A1)
を入力
↓
B1:C1セルをB3:C3セルまでオートフィル
上記の操作を行うと、下図のような状態になります。
Excelのデータは4種類
そもそもExcelでセルに入力されるデータは、4種類あります。
- 数値
- 文字列
- 論理値
- エラー値
の4種類です。
先ほどの例では、この4つの中から論理値を除いた3種類を、A1:A3セルに入力したわけです。
A1セルに入力した「=1*1」の戻り値は数値、A2セルに入力した「=1/0」の戻り値はエラー値、A3セルに入力した「=1&""」の戻り値は文字列です。
ISNUMBER関数は数値であることを判定する関数ですから、数値の入力されているA1セルを指定するとTRUE、
エラー値や文字列の入力されているA2セル・A3セルを指定するとFALSEが返されます。
ISERROR関数はエラー値であることを判定する関数ですから、エラー値の入力されているA2セルを指定するとTRUE、
数値や文字列の入力されているA1セル・A3セルを指定するとFALSEが返されます。
- 『もしかして、論理式がよくわからないままExcelを…』のコラム目次
- 『もしかして、論理式がよくわからないままExcelを使ってませんか?: 条件付き書式はIF関数といっしょに理解しよう!』リリースしました。
最終更新日時:2022-09-30 06:45
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