オートフィルタ機能は、Excelのデータベース機能の中でもかなり便利な機能だと思っています。
元のリストをしっかり作っておけば、メニュー[データ]−[フィルタ]−[オートフィルタ]をクリックすることで、フィールド名に[▼]ボタンが表示され、簡単にデータ抽出ができるようになります。
オートフィルタで一旦データ抽出を行なったあと、新たな条件で抽出し直したいときには、先の抽出条件を解除する必要があり、
・個々のフィールド名の[▼]ボタンから「(すべて)」をクリック
・メニュー[データ]−[フィルタ]−[すべて表示]をクリック
いずれかの操作を行ないます。
便利なオートフィルタ機能ですが、頻繁にデータの抽出と抽出条件解除を繰り返すような場合、上記のクリックが2回必要な操作を面倒に感じませんか?
フィールド名の[▼]ボタンは小さいですし、メニュー[データ]からの操作はサブメニューまで表示させなければいけないわけですから。
ツールバーをちょっとカスタマイズするだけで、オートフィルタをもっと使いやすくすることができます。
ツールバーに[すべて表示]ボタンを追加するのです。ツ−ルバーに[すべて表示]ボタンがあれば、オートフィルタの条件解除をするときには、[すべて表示]ボタンをクリックするだけで済みます。
メニュー[ツール]−[ユーザー設定]をクリック
↓
[ユーザー設定]ダイアログ−[コマンド]タブをクリック
↓
[分類]欄で「データ」をクリック
↓
[コマンド]欄から「すべて表示」を探し、ツールバー上にドラッグアンドドロップ
↓
[ユーザー設定]ダイアログ−[閉じる]ボタンをクリック
この操作自体は、ツールバーにボタンを登録するための一般的な操作です。
[すべて表示]ボタンを登録する先はどのツールバーでも、どこに配置しても構いませんが、私は[標準]ツールバーの[降順で並べ替え]ボタンの右隣に置いています。
些細なことですが、個々のフィールド名欄の[▼]ボタンから「(すべて)」をクリックしたり、メニュー[データ]−[フィルタ]−[すべて表示]をクリックするより、はるかに楽に感じています。オートフィルタをよくお使いの方は一度お試しください。
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