データの抽出・絞り込みを簡単に行うオートフィルタ機能はとても便利です。
メニュー[データ]−[フィルタ]−[オートフィルタ]をクリックすると、リストの見出しに[▼]ボタンが表示されるようになるので、この[▼]をクリックして抽出条件を指定します。
完全一致するデータだけを表示させたいのならば、[▼]ボタンをクリックして表示されるプルダウンから選択をすればいいわけですが、実務の中ではやっぱり曖昧検索がよく行われます。
あいまい検索をするためには[▼]をクリックして表示されるプルダウンから「(オプション)」をクリックして表示される[オートフィルタオプション]ダイアログで条件を指定するのですが、この[オートフィルタオプション]ダイアログが少々使いにくいと感じています。
あいまい検索をするためにはコンボボックスから「を含む」を選択しなければいけませんが、この「を含む」がコンボボックスの下の方に表示されていて、コンボボックスの[▼]をクリックしただけでは表示されず、スクロールをしなければいけません。
それから、[オートフィルタオプション]ダイアログのタブオーダーがなんだか変なのです。
通常[Tab]キーを押したときには、上から下へまたは左から右へという順序でアクティブ箇所が移動していくわけですが、[オートフィルタオプション]ダイアログで[Tab]キーを押すと、どうしてこの順序になっているのかよくわらない順序でアクティブになっていき、一つ目の検索条件を指定するコンボボックスは一番最後にアクティブになるという仕様になっています。
(「中野区」を含む住所を検索する例)
[オートフィルタオプション]ダイアログ−[抽出条件の指定]欄に、
「*中野区*」と入力しコンボボックスで「と等しい」が選択されている状態で[Enter]キーを押す
この操作で「中野区」「を含む」という条件にして検索したのと同じ結果を得られます。
[オートフィルタオプション]ダイアログのコンボボックスがいまいち使いにくいと感じていた方は、一度お試しください。
それからタブキーを押したときにアクティブになる順番が変な件は、[Shift]キー+[Tab]キーで条件を指定するコンボボックスをはじめにアクティブできます。
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