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LibreOffice CalcのTYPE関数はExcelのTYPE関数と微妙に異なる

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + LibreOffice 6.3.4.2(x64)

LibreOffice Calcの関数はExcelのワークシート関数とかなり似ていますが、名前が同じであるにも関わらす挙動が異なるものもあります。

データの種類を調べるTYPE関数は、微妙に挙動が異なる関数です。

引数に式が指定されたときの挙動が、ExcelとLibreOffice Calcとでは異なります。

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ExcelのTYPE関数は式の結果のデータ型を返す

ExcelのTYPE関数は、引数に式を指定した場合に、式の結果がどういうデータなのかを返します。

A1セルに数値
  100
が直接入力され、A2セルに式
  =10*10
が入力されているときに、
  =TYPE(A1)
  =TYPE(A2)
いずれも結果は「1」です。

A3セルに文字列
  abc
が直接入力され、A4セルに式の形にした
  ="abc"
が入力されているときに、
  =TYPE(A3)
  =TYPE(A4)
いずれも結果は「2」です。

LibreOffice CalcのTYPE関数は式の場合8を返す

一方、LibreOffice CalcのTYPE関数は、引数に式を指定した場合「8」を返します。

A1セルに数値
  100
が直接入力され、A2セルに式
  =10*10
が入力されているときに、
  =TYPE(A1)
は「1」、
  =TYPE(A2)
は「1」ではなく「8」を返します。

A3セルに文字列
  abc
が直接入力され、A4セルに式の形にした
  ="abc"
が入力されているときに、
  =TYPE(A3)
は「2」、
  =TYPE(A4)
は「2」ではなく「8」を返します。

最終更新日時:2020-01-18 05:13

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