LibreOffice Calcの関数はExcelのワークシート関数とかなり似ていますが、名前が同じであるにも関わらす挙動が異なるものもあります。
データの種類を調べるTYPE関数は、微妙に挙動が異なる関数です。
引数に式が指定されたときの挙動が、ExcelとLibreOffice Calcとでは異なります。
ExcelのTYPE関数は式の結果のデータ型を返す
ExcelのTYPE関数は、引数に式を指定した場合に、式の結果がどういうデータなのかを返します。
A1セルに数値
100
が直接入力され、A2セルに式
=10*10
が入力されているときに、
=TYPE(A1)
=TYPE(A2)
いずれも結果は「1」です。
A3セルに文字列
abc
が直接入力され、A4セルに式の形にした
="abc"
が入力されているときに、
=TYPE(A3)
=TYPE(A4)
いずれも結果は「2」です。
LibreOffice CalcのTYPE関数は式の場合8を返す
一方、LibreOffice CalcのTYPE関数は、引数に式を指定した場合「8」を返します。
A1セルに数値
100
が直接入力され、A2セルに式
=10*10
が入力されているときに、
=TYPE(A1)
は「1」、
=TYPE(A2)
は「1」ではなく「8」を返します。
A3セルに文字列
abc
が直接入力され、A4セルに式の形にした
="abc"
が入力されているときに、
=TYPE(A3)
は「2」、
=TYPE(A4)
は「2」ではなく「8」を返します。
最終更新日時:2020-01-18 05:13
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