セル内で編集しない設定のときに[F2]キーを押すと、数式バーにカーソルを移動できることをご紹介しました。
2003までのExcelの場合[オプション]ダイアログ−[編集]タブ−[セル内で編集する]チェックボックスがOffのとき、Excel 2007の場合[Excelのオプション]ダイアログ−[詳細設定]−[編集設定]欄−[セルを直接編集する]チェックボックスがOffのときに、セル内で編集しない設定となります。
上記の設定を行った環境で、一般的にセル内にカーソルを入れるショートカットキーとして知られている[F2]キーを押すと、数式バーにカーソルが移動するわけです。
しかし、セル内で編集しないように設定変更するのを、嫌う方がいらっしゃるのも事実でしょう。
セル内での編集と数式バーでの編集を併用したいという方です。
そのため、セル内編集を許可したまま、数式バーにキーボード操作だけでカーソルを入れることはできないのかと感じる方もいらっしゃるようです。
[F2]キーを押す
↓
[Ctrl]キー+[A]キーを押す
2つのアクション必要になってしまいますが、上記の操作でセル内編集可能なまま数式バーにカーソルを移動できます。
数式バーにカーソルを移動するショートカットキーを必要としている方の多くは、Excelの計算式を[関数の引数]ダイアログに頼らず手作業で入力したりキーボード操作にかなり慣れた方だと推測しています。
であるならば、[F2]キーを押した直後に[Ctrl]+[A]キーを押すという操作でOKな方も少なくないんじゃないかと想像しています。
ただし、
注意点もあります。
上記の操作で数式バーにカーソルが移動するのは、あくまでもセルに数式が入力されているときだけなのです。
文字列や数値だけが入力されているセルで上記の操作を行っても、カーソルはセル内に残ったままになります。
また、
何も入力されていないセルで上記の操作を行ったときは、「=」が入力され、カーソルが数式バーに移動します。
計算式を数式バーで編集したいという方は、[F2]キー後に[Ctrl]+[A]キーを一度お試しください。
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