「=」と関数名を入力後[Ctrl]+[A]キーを押すことで、[関数の引数]ダイアログ(Excel97,2000では関数パレット)を表示できることをご紹介しました。
関数名がわかっているのに、[関数の挿入]ダイアログ(Excel97,2000では[関数の貼り付け]ダイアログ)から関数を探す手間を省くことのできる便利なショートカットだと思います。
似たようなショートカットキーで、手入力派の方向けに便利なものがあります。
(IF関数の引数を表示させる例) IF関数を挿入したいセルに「=if」とキーボード入力
↓
[Ctrl]キー+[Shift]キー+[A]キーを押す
↓
[F2]キーを押して引数を指定後[Enter]キーで確定
上記のように「=if」と入力後に[Ctrl]+[Shift]+[A]キーを押すと、セル内に「=IF(論理式,真の場合,偽の場合)」という入力が行われます。
引数に何を指定するのかが表示され、カンマも入力されていますので、入力の戸惑いや、タイプすべきカンマの数を間違える、といったミスを減らせるでしょう。
[Ctrl]+[Shift]+[A]キーを押したあと、[F2]キーを押すのは[入力]モードから[編集]モードにするためです。
実際に試してみていただくとすぐにおわかりいただけますが、例えば「=if」と入力後[Ctrl]キー+[Shift]キー+[A]キーを押すと「=IF(論理式,真の場合,偽の場合)」と入力され、第1引数の「論理式」が選択された状態となります。
このままで第1引数は入力できますが、第2引数の入力をしようとして、[→]キーを押すとセル内でカーソルが移動するのではなく、入力の確定とみなされてしまいます。([Ctrl]キー+[Shift]キー+[A]キーを押した直後は[入力]モードなので、考えてみれば当然のことです。)
これを防ぐため、[編集]モードにするために[F2]キーを押すわけです。
ですから、そもそも[編集]モードのときに[Ctrl]+[Shift]+[A]キーを利用した場合は、[F2]キーを押す必要はありません。
手入力派の方は一度お試しください。関数のキーボード入力をアシストしてくれるショートカットキー:[Ctrl]+[Shift]+[A]。
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