「比の計算はどうやったらできますか?」
「比率を計算するにはどうしたらいいのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。
○○パーセントといった比率を計算するのなら個々の値を合計の値で割ればOKです。
そういったパーセントの計算ではなく、例えば
「10」と「15」
の2つの数値があったときに、この2つの数値の比は
「10:15」(10対15)
を約分して
「2:3」(2対3)
と表すことができます。
この「2:3」の「2」や「3」を計算するにはどうしたらいいのか、どうやったら計算できるのかというのがご質問の主旨です。
※A2:B2セルに数値が入力されているときにD2:E2セルに比を計算する例 D2セルに「=A2/GCD(A2:B2)」
E2セルに「=B2/GCD(A2:B2)」
という数式をそれぞれ入力する
比というのは、個々の値を最大公約数で割れば計算できます。
Excelには最大公約数を求めるGCD関数が用意されているので、
個々の数値・A2セルやB2セルを
最大公約数・GCD(A2:B2)で割れば
いいわけです。
元の数値が3つ以上の場合も考え方は同じです。
▼サンプルファイル(002730.xls 36KByte)ダウンロード
サンプルファイルのD2:E5セルには2つの数値の比を計算する数式、D7:F8セルには3つの数値の比を計算する数式をそれぞれ入力してありますのでご確認ください。
なお、サンプルファイルでは数式入力を楽にするために複合参照を利用しています。
D2セルに「=A2/GCD($A2:$B2)」と入力してE5セルまでコピーし、D7セルには「=A7/GCD($A7:$C7)」という数式を入力してF8セルまでコピーしました。
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