動作検証バージョン:Windows版Excel(バージョン1908 ビルド11929.20300)
「エクセル 関数 INT 切り上げ」
といった検索キーワードでのアクセスが時折あります。
小数点以下を切り捨てする関数として知られるINTを使って、切り上げをしたいということでしょうか。
結論からいえば、Excelのワークシートで切り上げをしたいのなら、ROUNDUP関数を使いましょう。
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ただ、会社など複数の人が使うExcelファイルで使うことはまったくおすすめしませんけれど、INT関数の理解を深めるために、裏技的な方法を試してみるのは悪くないのかもしれません。
INT関数で切り上げを行う
以下のような数式にすれば、INT関数で切り上げをすることも可能です。
▼操作概要:INT関数で数値を切り上げる
※A1セルに入力された数値の小数点以下を切り上げた値をB1セルに表示する例
B1セルに
=-INT(-A1)
という数式を入力する
※A1セルに入力された数値の小数点以下を切り上げた値をB1セルに表示する例
B1セルに
=-INT(-A1)
という数式を入力する
INT関数で切り上げを行う処理
既にご紹介しているとおり、マイナスの数値の場合、INT関数は小さいほうに丸め処理を行います。このことを利用すればINT関数による切り上げが可能です。
上記の数式では、
=-INT(-A1)
と、INT関数の引数に指定しているA1の前に「-」(マイナス符号)をつけています。これでA1セルに入力されている数値を、マイナスにした値をINT関数の引数に指定していることになります。
INT関数はマイナスの数値の場合、小さいほうに数値を丸めるので、マイナスで切り上げ的な数値が得られます。
このままではもちろんマイナスの値が返されてしまいますから、それをINT関数の前の「-」で、
=-INT(-A1)
プラスの値に戻しています。
しつこようですが、複数の人が使うExcelでこういった裏技的な方法を使うことは、まったくおすすめはしませんので。
最終更新日時:2019-10-04 03:34
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