「2で割って千円未満切り上げ 関数 エクセル」
という検索キーワードでアクセスがありました。
Excelで割り算をした結果(商)の1,000未満を切り上げるには、どのような数式にすればいいのかを探していた方による検索です。
割り算の商を切り上げする
結論からお伝えすると、以下のような数式で、2で割り算した1,000未満を切り上げられます。
※A2セルに入力された数値を2で割って千円未満を切り上げた値をD2セルに表示する例
D2セルに数式
=ROUNDUP(A2/2,-3)
を入力する
順を追って理解しましょう
上記の数式
=ROUNDUP(A2/2,-3)
を見て、すぐに理解できない場合は、順を追って少しずつ理解しましょう。
2で割り算をする
Excelで割り算をするには、除算演算子「/」(半角スラッシュ)を使います。
※A2セルに入力された数値を2で割った値をB2セルに表示する例
B2セルに数式
=A2/2
を入力する
例えば、A2セルに「25,555」が入力されてると下図のような表示になります。
2で割り算した結果を切り上げる
Excelで切り上げをするには、ROUNDUP(ラウンドアップ)関数を使います。
※B2セルに入力された数値の1,000未満を切り上げた値をC2セルに表示する例
C2セルに数式
=ROUNDUP(B2,-3)
を入力する
ROUNDUP関数で桁数を指定する第2引数に「-3」を指定すると、1,000未満の値が切り上げられます。
ROUNDUP関数で桁数を指定する第2引数
ROUNDUP関数の第2引数を「-2」とすれば
=ROUNDUP(B2,-2)
下図のように100未満が切り上げられます。
「-1」とすれば
=ROUNDUP(B2,-1)
下図のように10未満が切り上げられます。
数式をまとめる
ROUNDUP関数の第2引数の役割を理解できたら、割り算と切り上げをまとめましょう。
※A2セルに入力された数値を2で割って1,000未満を切り上げた値をD2セルに表示する例
D2セルに数式
=ROUNDUP(A2/2,-3)
を入力する
ROUNDUP関数の元の数値を指定する第1引数に割り算を行う式「A2/2」を指定して、桁数を指定する第2引数に1,000未満を切り上げるために「-3」を指定しています。
最終更新日時:2022-08-01 06:15
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