対象:Excel97, Excel2000, Excel2002, Excel2003
四捨五入をするROUND関数、切り捨てをするROUNDDOWN関数、切り上げをするROUNDUP関数をご紹介してきました。
数値を丸めるという意味では他にも知っておく方がいい関数があります。INT関数とTRUNC関数です。
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小数点以下を切り捨てる数式
特に小数点以下を切り捨てて整数にするという場合には、ROUNDOWN関数よりINT関数を使う方が一般的ではないかと思います。
▼操作方法:小数点以下を切り捨てる
※A1セルに正の数値が入力されていてB1セルにその整数部を取得する例 B1セルに「=INT(A1)」と入力し[Enter]キーを押す
または
B1セルに「=TRUNC(A1)」と入力し[Enter]キーを押す
※A1セルに正の数値が入力されていてB1セルにその整数部を取得する例 B1セルに「=INT(A1)」と入力し[Enter]キーを押す
または
B1セルに「=TRUNC(A1)」と入力し[Enter]キーを押す
INT関数とTRUNC関数の違い
元の数値が正の数の場合は特に難しい点はありませんが、負の数のときには注意が必要です。
数式 | 結果 |
---|---|
=INT(1.5) | 1 |
=TRUNC(1.5) | 1 |
=INT(-1.5) | -2 |
=TRUNC(-1.5) | -1 |
INT関数は数値をより小さいほうに丸める関数なのです。
ですから正の数「1.5」を丸めると「1」になり、負の数「-1.5」を丸めるとより小さい「-2」という結果になるわけです。
これに対してTRUNC関数は単純に数値の小数部を取り除いて整数部だけにしてくれますので、「-1.5」を丸めると「-1」となります。(ちなみにROUNDDOWN関数はTRUNC関数と同じ動きをします。)
関連語句
小数点以下切り下げ
最終更新日時:2019-09-25 08:57
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