条件付き書式の[数式が]の指定方法をインストラクションしていると、
「矢印のキーを押したら変な表示なってしまったのですが...?」
というご質問をいただくことがよくあります。
例えば
「=$B1="東京都"」という入力をしようとして、
「=$B1="東京"」と誤って入力してしまった場面を想像してください。
「都」が抜けているのを修正しようと、「京」と「"」の間にカーソルを移動するために[←]キーを押すのはごく自然な操作ですが、この操作をするとカーソルは移動せずに
「=$B1="東京"+$A$1」
という表示になってしまいます。
この状態をどうしたらいいのか、どうすればこの状態にならないようになるのか、というのが先のご質問の意味です。
編集モードにするショートカットキー[F2]を押す
セルを編集モードにするためのショートカットキー[F2]は、Excelに慣れた方ならよくお使いだと思いますが、それと同じことです。
[条件付き書式の設定]ダイアログが表示された状態でも、[F2]キーを押せばステータスバーの表示は「入力」から「編集」になり、[←]キーを押せば[条件付き書式の設定]ダイアログのテキストボックス内でカーソルが左方向に移動するようになります。
また、もう一度[F2]キーを押せば、元の参照セルを移動させる操作に戻ります。
なお、
実際の操作の中では、[F2]キーを押すのを忘れてうっかり方向キーを押してしまうこともあるはずですが、方向キーを1回押した直後ならば[元に戻す]コマンドが利用できますから、あわてずに元に戻すためのショートカットキー[Ctrl]+[Z]を押して元の状態に戻してから[F2]キーを押しましょう。
ただし[条件付き書式の設定]ダイアログ上で元に戻せるのは1回だけですから、不幸にして方向キーを何度か押してしまった場合は、[条件付き書式の設定]ダイアログをキャンセルで一旦閉じてからもう一度指定し直す方が結局は楽だったりします。
ここでは[条件付き書式の設定]ダイアログについてご紹介しましたが、方向キーを押すと参照するセルの指定になってしまうダイアログは実は他にもあります。たまたま[条件付き書式の設定]ダイアログでこの現象がよく見られるだけで。
他のダイアログの場合も方向キーを押して参照セルの指定になってしまったときは、ここでご紹介したとおり[F2]キーを押せばテキストボックス内で方向キーを使ったカーソル移動ができるようになります。
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