条件付き書式という機能がExcelにあります。
条件に応じて書式を変更する機能です。
会社などで誰かが作ったExcelファイルの中で、データによって書式が変化するようなセルを見かけたときに、どうやって行うのかとご質問いただくことがよくあります。
まずは条件付き書式で一番シンプルな、データが特定の場合に書式を変える方法をご紹介します。
▼サンプルファイル(000444.xls 28KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「会員名簿」シートには、A列に氏名、B列に都道府県名、C列以降に市区町村名以下の住所などが、2行目から入力されています。
このようなワークシートで、B列に入力されているデータに応じて、B列の書式を変更するのが、条件付き書式のもっとも簡単な例です。
サンプルファイルの「セルの値が『東京都』」シートのB2:B26セルに、条件付き書式を設定してあります。
B列の値が「東京都」のときにセルの背景色が赤色になるような条件付き書式を設定してあります。現在赤色に表示されているデータを「東京都」から他のものに変更したり、現在赤色に表示されていないデータのB列の値を「東京都」にするとセルの背景色が変化するのをご確認いただけるでしょう。
これが条件付き書式のもっとも簡単なものですから、まずはこの設定方法をご紹介します。
※B列に都道府県名が入力されていて「東京都」の場合だけセルを赤色にする例 B2セルを選択した状態で
メニュー[書式]−[条件付き書式]をクリック
↓
[条件付き書式の設定]ダイアログ−[条件1]欄の
1つ目のコンボボックスで[セルの値が]を選択
↓
2つ目のコンボボックスで「次の値に等しい」を選択
↓
コンボボックスの右のテキストボックスに「東京都」と入力
↓
[書式]ボタンをクリック
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[パターン]タブをクリック
↓
[セルの網かけ]欄から「赤」を選択して[OK]ボタンをクリック
↓
[条件付き書式の設定]ダイアログ
−[条件1]欄
−[条件が真のときに使用する書式のプレビュー]
で書式が設定され背景が赤色になっていることを確認
↓
[条件付き書式の設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
↓
B2セルの書式をコピーし、B3以下のセルに貼り付ける
上記の設定を行うと「東京都」と入力されているセルだけが赤色になります。
サンプルの条件付き書式を設定していない「会員名簿」シートで、ご自分の力で実際に設定できるかを是非お試しください。
なお、
ここでは一つのセルに条件付き書式を設定してから書式のコピー&貼り付けする方法をご紹介しましたが、はじめに設定したいセルを全て選択しておいてから(サンプルファイルの例なら、B2:B26セルを選択しておいてから)条件付き書式設定操作を行ってもOKです。
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