AND関数を使って、複数条件の条件付き書式を設定する方法をご紹介しました。
このAND条件を使った条件指定を行えば、まったくの別条件での条件付き書式も設定できます。
例ば、MOD関数・ROW関数を使った1行おきにセルの色を変更する条件付き書式と、2500以上の数値の場合に文字の色を変更するような条件付き書式を組み合わせることも可能になります。
ただし、その場合に指定する順序に気をつける必要があります。
※偶数行のセルの色を変更する条件付き書式と、数値が2500以上のときに数値の書式を変更する条件付き書式とを設定する例 両方の条件を選択する範囲を選択し
AND関数を使った条件付き書式を設定
↓
偶数行の場合に書式を変更する範囲を選択し
偶数行の場合の条件付き書式を設定
↓
2500以上の数値の書式を変更する範囲を選択し
2500以上の数値についての条件付き書式を設定
どの順番で指定しても同じ結果になるような気がして、ついAND関数を使った条件付き書式を最後に指定しまいがちですが、それでは期待するような結果が得られません。
条件1の条件にあふれたものが条件2の対象になり、更に条件2の条件からあふれたものが条件3の対象となるためです。
条件はできるだけ厳しい条件のものから先に指定するようにしないと、全ての条件判断が行われなくなってしまいます。
文章であれこれ説明するよりも、サンプルをご覧いただく方がわかりやすいでしょう。
▼サンプルファイル(001627.xls 31KByte)ダウンロード
偶数行の書式を変更する条件付き書式と数値が2500以上のときに文字の書式を変更する条件付き書式を設定した例(シート「NG1」)、上記の条件付き書式のあとにAND関数を指定した例(シート「NG2」)、AND関数を使った条件付き書式のあとにそれぞれの条件付き書式を指定して正しく設定された例(シート「OK」)をご用意しました。
それぞれがどのように条件が指定され、どのように書式が変化しているかをご確認ください。
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