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条件付き書式で2番目に小さいデータを目立たせる-SMALL関数

動作検証バージョン:Windows版Excel2016(1808 ビルド10730.20102)

[新しい書式ルール]ダイアログで条件「=SMALL($A$1:$A$5, 2)=A1」を設定

「条件付き書式 値が小さい方から二番目」
という検索キーワードに気付きました。

2番目に小さいデータを目立たせる、条件付き書式の設定方法を調べていた方による検索です。

2番目に小さいデータを取得するSMALL関数

最初に確認すべきは、n番目に小さいデータを取得するSMALL関数です。

▼操作概要:2番目に小さいデータを取得する
※A1:A5セルに入力されているデータから2番目に小さいデータをC1セルに表示する例
C1セルに
  =SMALL(A1:A5, 2)
という数式を入力する

C1セルに数式「=SMALL(A1:A5, 2)」を入力

SMALL関数は第1引数に、セル範囲などの配列データを指定します。
上記の例ではA1:A5セルを指定しています。

第2引数には順位を指定します。
今回は2番目ですから「2」です。

2番目に小さいデータを目立たせる条件付き書式を設定する

2番目に小さいデータを目立たせる条件付き書式を設定するには、上述のSMALL関数などを条件を指定する式の中で使います。

今回は、SMALL関数を使って取得したデータと等しいときに、セルの背景色が変化するように指定します。

▼操作手順:2番目に小さいデータを目立たせる条件付き書式を設定する
※A1:A5セルに入力されているデータから2番目に小さいデータが目立つようにする例
A1:A5セルを選択
 ↓
[ホーム]タブ
  -[スタイル]グループ
   -[条件付き書式]
    -[新しいルール]をクリック
 ↓
[新しい書式ルール]ダイアログ
  -[ルールの種類を選択してください]欄で
   「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択
 ↓
[次の数式を満たす場合に値を書式設定]欄に
  =SMALL($A$1:$A$5, 2)=A1
と入力
 ↓
[書式]ボタンをクリックして表示される[セルの書式設定]ダイアログで書式を指定
 ↓
[新しい書式ルール]ダイアログ-[OK]ボタンをクリック

[新しい書式ルール]ダイアログで条件「=SMALL($A$1:$A$5, 2)=A1」を設定

[新しい書式ルール]ダイアログで上図のような指定をして[OK]ボタンをクリックすると、下図のように2番目に小さいデータの入力されているセルの書式が自動的に変化します。

2番目に小さいデータを目立たせる条件付き書式

2番目に小さいデータを目立たせる条件を理解するために

上述の指定が肚落ちしないという方は、「=SMALL($A$1:$A$5, 2)=A1」をセルに入力して意味を考えてみてください。

A1:A5セルに数値データが入力された状態で、B1セルに、
  =SMALL($A$1:$A$5, 2)=A1
と数式を入力します。

B1セルに「=SMALL($A$1:$A$5, 2)=A1」を入力

数式を入力したB1セルを下方向にオートフィルすると下図のような状態になります。

「=SMALL($A$1:$A$5, 2)=A1」と入力したB1セルをB5セルまでオートフィル

2番目に小さいデータ「200」が入力されている隣のB2セルにだけ、論理値TRUEが表示されています。

このTRUEが表示されるセルの書式を変更するのが、条件付き書式です。

最終更新日時:2022-12-08 13:22

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