Excelのインストラクションをする際、重要なポイントはいくつかありますが、日時データが、1900年1月1日を「1」(厳密には1900年1月0日を「0」)として1日経過するごとに「1」加算される、シリアル値と呼ばれる数値だということは、もっと重要なポイントの一つです。
例えば
「2009年4月1日」
というのはExcelのシリアル値的には
「39904」
で、書式設定をすることで
「4月1日」
「2009/4/1」
「平成21年4月1日」
といった表示に見せかけているだけです。
シリアル値を直接見てもらうために
このことをご理解いただくために、シリアル値そのものを見てもらうことは大切です。
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブで「標準」書式を設定すれば、シリアル値を見ることはできますが、私はある程度Excelを使ったことのある方向けのパソコン講習会では、ショートカットキーで標準書式にするということを行います。
一瞬で日付が数値に変わるのを見ることで、受講生の方の興味を引くことになり、ただ丁寧にお話しするよりも、日付が数値なのだということが定着しやすいように感じているからです。
また、一瞬で日付が数値になる操作が気になる方から
「今のはどんな操作をしたのですか?」
といったご質問をいただくことにもなり、講習会を一方通行ではなく対話形式にできるというメリットもあります。
[Ctrl]キー+[Shift]キー+[~](チルダ)キーを押す
上記の操作を行えば、[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブで「標準」書式を指定したのと同じことになり、一瞬で日付がシリアル値として表示されます。
もちろん、パソコン講習会という場だけでなく、他の実務の現場でも、セルの書式を設定しているときに一旦「標準」に戻したいということもあり、そんなときにもこのショートカットキーは便利です。
さまざまな書式設定のショートカットキー
これまで、数字キーなどキーボードの一段目のキーを組み合わせた書式設定関連ショートカットキーをご紹介してきました。
- 桁区切り:[Ctrl]+[Shift]+[!(1)]
- 日付:[Ctrl]+[Shift]+[#(3)]
- 通貨:[Ctrl]+[Shift]+[$(4)]
- パーセント:[Ctrl]+[Shift]+[%(5)]
- 指数:[Ctrl]+[^]
これらのショートカットキーを利用するという方は、標準書式にするショートカットキーも合わせて利用するといいんじゃないでしょうか。
なお、[~](チルダ)キーというのは数字の「0」の2つとなりの「^」「へ」と印字されているキーです。
最終更新日時:2020-09-17 13:15
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