マイナスの値を「0」と表示させる方法をご紹介しました。
とても似たようなことですが、
「プラスの値のみを表示しするにはどうすればいいのでしょうか?」
「値がマイナスの場合にセル上にデータを表示させないようにしたいのですが...?」
というご質問をいただくこともあります。
ユーザー定義書式では、
プラスの値
マイナスの値
0
文字列
を「;」(セミコロン)で区切ってそれぞれ指定できますので、マイナスの値の箇所を何も表示しない設定とすればいいわけです。
メニュー[書式]−[セル]をクリック
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブをクリック
↓
[分類]欄−「ユーザー定義」をクリック
↓
[種類]欄に「#;;0」と入力
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
「#;;0」が
プラスの値を「#」
マイナスの値を「」(表示しない)
0を「0」
という書式にしなさいという意味です。
上記の設定では例えば「1000」というプラスの値は「1000」とカンマなしで表示されます。
「1,000」といった桁区切りカンマつきの表示にしたければ、
「#,###;;0」
と書式設定してください。
また、0の場合にも何も表示したくないのであれば、
「#;;」
「#,###;;」
と書式設定してください。
▼サンプルファイル(002505.xls 26KByte)ダウンロード
サンプルファイルでは、B列に上記のようなさまざまな書式設定を行い、C列には実際のデータ、D列には設定されているユーザー定義書式を表示させています。
ユーザー定義書式の表示は、以前ご紹介したユーザー定義関数を使って行っていますので、ご覧になる場合はマクロを有効にしてからファイルを開いてください。
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