「エクセル 百万円単位 マイナス カッコで」
という検索が行われていました。
ユーザー定義書式を設定すれば、千円単位・百万単位で数値を表示することができます。
「#,##0,」というユーザー定義書式で千円単位
「#,##0,,」というユーザー定義書式で百万単位
で数値を表示できます。
[Ctrl]+[1]キーを押す
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブを選択
↓
[分類]欄−[ユーザー定義]を選択
↓
[種類]欄に「#,##0,,_);(#,##0,,)」と入力
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
ユーザー定義書式では
プラスの数値
マイナスの数値
「0」(ゼロ)
文字列
で異なる書式を定義でき、それぞれの指定を「;」(セミコロン)で区切って指定します。
今回の「#,##0,,_);(#,##0,,)」のように2つ指定した場合は、「;」の前が、プラスの数値と「0」の書式、「;」の後ろがマイナスの数値の書式です。
今回の目的は、マイナスの数値のときにカッコで括るということでしたから「;」の後ろを「(#,##0,,)」と指定しています。
プラスの値と「0」のときは「#,##0,,」でもいいのですが、万一マイナスの数値とプラスの数値が上下に並ぶようなときに、「#,##0,,;(#,##0,,)」と指定していた場合は、下図のような状態になってしまいます。
A1セルに「3333333333」A2セルに「-3333333333」という数値を入力して、「#,##0,,;(#,##0,,)」という書式を設定してあるのですが、末尾の「3」の位置や百万の位の「,」の位置が、A1セルとA2セルとで揃っていません。
この状態を回避するために、プラスの数値の指定を「#,##0,,_)」としています。
ポイントは「_)」(アンダースコア・アンダーバー)です。
「_」は、その後ろに続く文字と同じ幅だけスペースを作るという意味ですので、「_)」で「)」と同じ幅だけスペースを作ることになります。
その結果「#,##0,,_);(#,##0,,)」と指定してやれば、マイナスの数値とプラスの数値が上下に並ぶようなときに下図のように数値部分の末尾や、カンマの位置が揃います。
ここまで百万単位の表示についてご紹介してきました。
千円単位のときも考え方は一緒です。
「#,##0,_);(#,##0,)」
と指定してください。
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