「マイナス符号だけを全角で表示することはできないのでしょうか?」
といったご質問をいただくことがあります。
通常Excelでマイナスの数値は、半角のマイナス符号つきで表示されます。
しかし半角のマイナス符号ではわかりにくいため、マイナス符号を全角にしたいといった要望をいただくわけです。
ユーザー定義書式を設定すれば、マイナス符号を全角にすることも可能です。
※負の数のときにマイナス符号を全角で表示する例 マイナス符号を全角で表示したいセルで右クリック
↓
表示されたショートカットメニューから[セルの書式設定]をクリック
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブをクリック
↓
[分類]欄−[ユーザー定義]をクリック
↓
[種類]欄に「0;"−"0」と入力
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
「0;"−"0」
の「;」(セミコロン)の後
「"−"0」
が負の数の書式です。
全角の「−」を「"」(ダブルクォート)で括って指定しているので、負の数のときに全角のマイナス符号「−」が表示されます。
桁区切りカンマを表示したいのなら
「#,##0;"−"#,##0」
と桁区切りカンマ表示の書式記号と組み合わせて指定してください。
全角にしたマイナス符号をセルの先頭に配置したいのなら、書式記号「*」を使って
「#,##0;"−"* #,##0」
と定義してください。
全角にしたマイナス符号をセルの先頭に配置した上で数字との間に隙間を開けたいのなら書式記号「_」を使って
「#,##0;_ "−"* #,##0」
といった書式を設定してください。
▼サンプルファイル(003286.xls 28KByte)ダウンロード
サンプルファイルのA5:A11セルには、「=A2」という数式を入力して様々な書式を設定しています。またB5:B11セルにはどんな書式を設定したかを表示しています。
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブでどのような書式が設定されているか、A2セルの値を変更したときにどのような表示となるかご確認ください。
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