ユーザー定義書式で
「#;-#;"";@」
「#,###;-#,###;"",@」
と指定することで、値が0(ゼロ)のときだけ、セルに何も表示しないようにできることをご紹介しました。
負の数
0(ゼロ)
文字列
それぞれに書式を指定できることを明確にするために、
「#;-#;"";@」
「#,###;-#,###;"";@」
といった指定をしましたが、実はもっとシンプルな指定で、0を非表示にすることができます。
「#」
または
「#,###」
▼サンプルファイル(003014.xls 35KByte)ダウンロード
サンプルファイルのA4:A9セルには、A1セルを参照する数式を入力して様々な表示形式を設定し、どんな表示形式が設定されているかを、B4:B9セルに表示しています。
A5セルには「#;-#;"";@」
A7セルには「#,###;-#,###;"";@」
という形で、正の数・負の数・0・文字列をそれぞれしっかり指定しています。
これに対して
A6セルには「#」
A8セルには「#,###」
という、今回ご紹介した簡略した指定を行っています。
A1セルの値を変更して、それぞれどのように表示されるかご確認ください。
「#;-#;"";@」と指定されたA5セルと
「#」と指定されたA6セルとが
同じように表示され
「#,###;-#,###;"";@」と指定されたA7セルと
「#,###」と指定されたA8セルとが
同じように表示されることがご確認いただけるはずです。
ただし、0は何も表示せず、マイナスの値のときは赤色で表示したいといった要望も実務ではでますが、その場合には、A9セルの
「#,###;[赤]-#,###;"";@」
のように、正の数・負の数・0それぞれを指定してやる必要があります。
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