「#,##0; -* #,##0」といったユーザー定義書式で、「-」(マイナス符号)の位置をセルの先頭に揃えたときに、セルの枠線とマイナス符号との間をインデントであけられることをご紹介しました。
他にもマイナス符号とセルの枠線との間にすき間を作る方法があるのでご紹介しておきます。
書式設定記号で指定しても、マイナス符号とセルの枠線との間にスペースを作ることができます。
※桁区切りカンマを表示しマイナス符号と枠線の間を半角スペースと同じ幅あける例 「#,##0;_ -* #,##0」
というユーザー定義書式を設定する
ポイントは、「;」(セミコロン)の後ろの負の数値の指定
「_ -* #,##0」
です。
ちょっとわかりにくいですが、
アンダーバー・半角スペース・ハイフン・アスタリスク・半角スペース・#,##0
と指定してあります。
「-* #,##0」
は以前ご紹介した、3桁区切りのカンマを表示しつつ、マイナス符号をセルの先頭に表示するユーザー定義書式です。
その3桁区切りのカンマを表示しつつ、マイナス符号をセルの先頭に表示する
「-* #,##0」の前に
「_ 」がついて
「_ -* #,##0」となっています。
「-* #,##0」の前の
「_ 」(アンダーバー・半角スペース)
が、半角スペース分のすき間を作る書式指定方法です。
このサイトでは以前表示形式を「数値」にすると右にすき間ができる理由をご紹介しました。
「_」(アンダーバー)はその後に入力されている文字と同じ幅のスペースを空けてくれる書式記号です。
「_ -* #,##0」と、「-」の前に「_ 」があることで、「-」の前に半角スペースと同じすき間ができるのです。
「_」の次には半角スペース以外の文字も指定できます。
例えば
「#,##0;_B-* #,##0」
と指定すればマイナスの値のときに「B」と同じだけのすき間が「-」の前にできます。
通常アルファベットの場合、文字によってフォント幅は異なりますから
「#,##0;_I-* #,##0」
「#,##0;_W-* #,##0」
と「_」の後ろの文字を変えると、枠線とマイナス符号とのスペースは変わってきます。
「W」2文字分のスペースをあけたいのなら
「#,##0;_W_W-* #,##0」
と指定してください。
▼サンプルファイル(003264.xls 34KByte)ダウンロード
サンプルファイルにはここでご紹介したいくつかのユーザー定義書式を指定してありますので、ご確認ください。
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