「数字を括弧で括るとマイナスの数値になってしまうのですが・・?」
といった質問は、Excelをワープロ的に使っている方からいただく定番の質問の一つです。
例えば、箇条書きをの行頭文字を括弧で囲まれた数字にしようと考え、
「(1)」
と入力すると
「-1」
になります。
これは、Excelで括弧で括られた数字はマイナスの数値として扱われるようになっているためにおきる現象です。
その解決策としてこのサイトでは、セルの書式設定を文字列にしたり、入力時に「'」(シングルクォーテーション)を利用する方法をご紹介しています。
他にも解決方法があるのでご紹介しておきます。
書式設定を行うセルで右クリック
↓
ショートカットメニュー[セルの書式設定]をクリック
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブをクリック
↓
[分類]欄−[ユーザー定義]をクリック
↓
[種類]欄に「(0)」または「(#)」と入力
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
ユーザー定義書式で、「(0)」または「(#)」と定義したセルでは数字を入力するだけで数字が括弧で括られるようになります。
「(0)」「(#)」の違いは、「0」(ゼロ)を入力したときにどうしたいかです。
「(0)」と定義したセルなら「0」を入力したときに「(0)」と表示されますが、「(#)」と定義したセルでは「()」という表示になります。
▼サンプルファイル(003473.xls 25KByte)ダウンロード
サンプルファイルの
A2セルには「(0)」
A3セルには「(#)」
という書式が設定してあります。
「0」を入力したときにどのような表示になるか、A2・A3セルにどのようなユーザー定義書式が設定されているかご確認ください。
「0」と「#」の違いは、このネタに関してだけいえることではなく、Excelのユーザー定義書式指定記号「0」と「#」の、基本といっていい仕様です。
このサイトでは「#,###と#,##0の違いは?」というネタをご紹介していますので、合わせてご参照ください。
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