対象:Word2002, Word2003, Word2007
差し込み印刷の仕様が、Word 2002から変更になっているのですが、これに伴う質問をいただくことは少なくありません。
「差し込み印刷で数時に桁区切りのカンマを表示するにはどうしたらいいのでしょうか?」
というご質問はその一つです。
差し込むデータがExcelファイルのときに、
「10,000」
というような桁区切りカンマを表示する書式設定が行われているときに、Wordにデータを差し込んでみると、
「10000」
と、カンマなしの状態になってしまいます。
これを
「10,000」
とカンマのついた状態にするにはどうしたらいいのか、というのがご質問の主旨です。
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Word 2000までの差し込み印刷では、差し込むデータ側のExcelの書式がWord側に反映されていましたが、2002以降の差し込み印刷では、Word側で書式を設定する必要があります。
▼操作手順:差し込み印刷の数値書式を設定する
↓
「{ MERGEFIELD 金額 }」というフィールドコードを
「{ MERGEFIELD 金額 \# "#,##0" }」に修正
↓
[Alt]キー+[F9]キーを押す
※「金額」というフィールドのデータを桁区切りカンマ付きで印刷する例
[Alt]キー+[F9]キーを押し、フィールドコードを表示↓
「{ MERGEFIELD 金額 }」というフィールドコードを
「{ MERGEFIELD 金額 \# "#,##0" }」に修正
↓
[Alt]キー+[F9]キーを押す
[Alt]+[F9]キーはフィールドの表示を切り替えるショートカットキーで、フィールドコードで指定することで、桁区切りカンマが表示されます。
フィールドコードの「\#」が、数値の表示形式を指定するスイッチ記号で、その後にどういった形式で表示するかを指定するわけです。
「"#,##0"」という指定は、Excelをお使いの方には推測可能な指定でしょう。
桁区切りカンマを表示して、「0」のときには何も表示したくない場合に、Excelなら
「#,###」
と指定するわけですが、Wordの差し込み印刷でも同様に
「{ MERGEFIELD 金額 \# "#,###" }」
といった指定をしてください。
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